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原産地スペイン ファミーリャ地区
生産者-
品種モナストレル 100%
価格1,100円
ワイナリーバックナンバーはこちら >>
CASA DE LA ERMITA MONASTRELL ORGANIC '08
(カサ デ ラ エルミータ モナストレル オーガニック '08)
2010年6月18日

スペインのマイナー産地であるファミーリャ地区。
ここで、リリース以降注目を集めているワイナリーの造る、
低価格のエコロジック認証ワインです。
■ファミーリャ地区
スペインの南東部、地中海沿岸部のバレンシア地方のさらに南側にある、
レバンテ地方・ファミーリャ地区。

年間日照時間が3,000時間を超え、
降雨量が300mmしか降らない非常に厳しい気候のため、
栽培される品種も低価格帯でブレンド用に使用される
アルコール度数の高いものが多い産地でした。

この土地で多く栽培されているのが、
スペインで3番目の栽培面積をほこるモナストレル種です。
降水量の極めて少ないファミーリャ地区では、
灌漑無しでも育つモナストレル種は重宝されていました。

■カサ・デ・ラ・エルミーダ
低価格帯のブレンド用ワインの産地であったファミーリャ地区が、
自社元詰めワイナリーの産地へと姿を変えてゆく過程で
リーダーシップを取ったのが、「カサ・デ・ラ・エルミータ」でした。

カサ・デ・ラ・エルミータは、
4つのワイナリーが共同投資で99年に設立された新しいワイナリーです。


その投資者の1人、ペドロ・ホセ・マルティネス氏は、
ワイナリー設立前からブドウ栽培業者の組合を作り
品質向上を目指して研究を重ねていましたが、
この動きが次第に盛り上がりを見せ、
その後ヨーロッパ各地のワイン産地へ出向くようになります。

そこで、国際市場で求められているスタイルやワイン造りを直に学び、
最新の設備や良いと思った技術は積極的に取り入れ、
ブドウ栽培はビオロジックも始めました。

そうして、コンセプトを明確にして立ち上げられたのが、
カサ・デ・ラ・エルミータです。

結果、ファースト・ヴィンテージである'00年ワインが
いきなり高評価を受け爆発的な人気となりました。

■低価格・高品質の自然派
ワイナリー名をそのままワイン名とした、カサ・デ・ラ・エルミータシリーズは、
'00年から「ワイン・アドウォケイド」で90点。
ワインコーンクール「バッカス」やファミーリャDoコンクールなどでも
金賞を受賞と目覚しい活躍をしています。

今回のモナストレルは、平均樹齢45年のブドウの樹から30hl/haという
低収量の厳選されたブドウから造られています。

スペインらしいまろやかな果実味と
樽からのバニラの香りやミントなどハーブのニュアンス。

完熟したタンニンと程よい酸味はバランスがよく、
2日目以降も楽しめるワインです。



自然派ワインも世界的に広まり、多種多様になっています。
このように、お手ごろ価格で高品質のワインが増えてくるのは、
飲み手にとっては嬉しい事です。


ライター:小形和也(おがた かずや)
札幌のレストラン・ワインバーなどでソムリエとして、ワインの魅力をアドバイス。
ソムリエの好み ★ ★ ★ ★ ☆
ソムリエ小形氏の、今回のワインの「お気に入り度」を星で表していただきました!




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