北海道でも時々見かけるようになったきた辛口ドイツワイン。
その中で、数多くのワイン誌などでも絶賛を受けているプリンツのワインです。
■ワイングート・プリンツ
1991年からアパートの地下一室で、
趣味としてのワイン造りを行っていたプリンツ氏。
その後ワイン造りを本格的に学ぶために、
95年からラインガウ州営醸造所であるクロスター・エーベルバッハにて
ケラーマイスターとして働いていました。
2004年には、9年間勤めた醸造所を辞め自らのワインを造るべく、
ワイングート・プリンツを設立します。
設立当初から、ワインの品質は高かったプリンツ氏は、
選出基準の厳しいVDP(ドイツ優良ワイン生産者協会)のメンバーに
設立して間もない05年に選ばれるなど、世界中で大変高い評価を受けています。
■ハルガルテン村
ワイングート・プリンツは、
ラインガウの中でも比較的無名な方に入る
ハルガルテン村に6haの畑を所有しています。
その内の3haは、800年続く由緒ある銘醸畑の「ユングファー」を所有
(ドイツには畑の格わけはありませんが、ブルゴーニュでの特級畑的存在)し、
残りは隣接する良質な畑を3ha所有しています。
畑には、リースリングとシュペートブルグンダーが栽培されており、
家族と共に自然派にこだわったワイン造りを行っています。
村のワインをもっと広く知って欲しいという思いから造られているワインは、
数多くのワイン誌やオークションで絶賛されている事もあって、
希少なワインの1つとなっています。
■グーツ・リースリング

生産量の少ないブリンツのワインの中で、
ハウスワイン的な存在なのが、グーツ・リースリングです。
食事にも合わせやすく辛口に仕上げられており、
豊かなミネラルで生々とした酸。
ハチミツの様な甘い香りと柑橘系のさわやかさ。
グレープフルーツの皮の苦みが余韻として残ります。
■酸化防止剤とワイン
ワインの酸化防止剤として仕様される亜硫酸には、
危険なイメージがあると思います
たしかに、高濃度の亜硫酸はぜんそくなどに悪影響を及ぼします。
しかし、そのほとんどは化学反応で無害な物質となり、残留する量は僅か2.5ppm以下
(日本の食品衛生法で定められている使用量の上限は350ppm)です。
これは、フルボトルを毎日飲んだとしても、
人体には問題なしといわれている量です。
※ppm=1,000Lに対して1ml(1,000分の1L)が含まれている状態
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