自然派ワインのスター的存在のフィリップ・パカレ。
このセレクションシリーズでは、パカレのワインが格段に安く楽しむことが出来ます。
■フィリップ・パカレ

ボージョレ地区のみならず、
自然派ワインの第一人者として広く知られている
マルセル・ラピエールの甥っ子として生まれたフィリップ・バカレ。
彼は、14歳の時から休日はマルセル・ラピエールのもとで働き、
ディジョン大学へ進学し醸造学の修士号を取得。
卒業後は、ナチュール・エ・プログレ(ビオロジック認定団体)で働き、
自然酵母の研究を行いながら、ビオディナミやSo2無添加醸造を学び、
1991年からはプリューレ・ロックの醸造責任者を長年努めます。
独立前にDRCからの醸造長へのお誘いを断ったのは有名な話です。
2001年に自らのブランドを立ち上げてからは、
ボージョレ地区のみならず、ブルゴーニュ全土から
ビオワインを造っている、スーパースター的な存在となりました。
■セレクションシリーズ
マルセル・ラピエールのもう一人の甥であるクリストフ・パカレと
フィリップとの合作として特別に造られたのが、セレクションシリーズです。
ワイン名に名前が入っているので当然、
フィリップ・パカレが栽培・醸造にいたるまで全面的に協力していますが、
実際のところフィリップ・パカレ・セレクションとして
販売されているボージョレ地区のワインを造っているのは、
従兄弟のクリストフによるものでした。
■クリストフ・パカレ
幼い頃からワイン造りを目の当たりにしてきたクリストフでしたが、
高校を卒業後に生化学を学ぶために進学します。
しかし、生化学に楽しみを見つけられなかった彼は、
料理の道へと方向転換します。
19〜23歳までリヨンでシェフとして働いていましたが、
自分の愛するボージョレのワインが世間ではヌーボーとしての存在であり、
軽く薄いものとして理解されていた事に落胆します。
そして、シェフとして働きながら、
マルセル・ラピエールのもとでブドウ栽培から収穫・醸造を学び、
1999年にボージョレに帰ってきた彼はワイン造りをスタートさせます。

天才・クリストフの造るワインは、
当然の如くビオディナミで造られており、
今まではマルセル・ラピエールやフィリップを越える
繊細さを持っているとまで言われる様になりました。
「自分の選んだ区画以外ブドウには興味がない、
天候が悪く収穫量が低くなっても他からブドウを購入することはない。
それだけ自分の選んだ畑のブドウが好きであり、自信があるから」
というクリストフのワインは、フレッシュなイチゴやチェリーなどの
赤い果実の香が口一杯に広がり、果実の華やかさと熟したコクが
バランス良く合わさった素直な味わいです。
今後自然派ワインの中心にいるであろう2人のパカレ。
それが、この価格で楽しめるのが、フィリップ・パカレ・セレクション・ボージョレです。
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