設立してから間もないワイナリーですが、
近年の北海道産ワインの品質向上に大きく貢献しているのが宝水ワイナリーです。
■北海道のブドウ畑
最近は、ワインショップや飲食店などでも
良質な北海道産ワインを見かけるようになりました。
ワインの品質向上が目覚しい北海道では、
ヨーロッパと同じ垣根圧立てによる、
ワイン用のブドウに特化した農家が誕生しています。
本州では、未だに多くの農家が生食用のブドウの
片手間にワイン用のブドウを栽培していますが、
北海道では、世界のワイン産地と変わらない風景が見られます。
■宝水ワイナリー

札幌から車で1時間ちょっとの距離に位置する三笠町。
北海道の中でも積雪が2mをも超える豪雪地帯にワイナリーは存在し、
ワイナリーの目の前にはブドウ畑が広がっています。
2006年に醸造免許を取得し、
翌年からリッカシリーズの販売をスタートさせます。
当初は、余市や山形県からのブドウも使用してのワイン造りでした。
ワイン用のブドウの樹は植えてから、
ワインを造りだせる品質の実が収穫できるようになるまで、
3〜4年の時間(ヨーロッパでは7年といわれています)がかかります。
自社畑のみでのワイン造りを行うには、
何年も歳月が必要なため、他産地のブドウを使用していましたが、
07年産のブドウを使用しての念願の
自社栽培ブドウ100%のワインが08年の12月にリリース。
Ricca(リッカ)〜雪の系譜シリーズです。
■Ricca〜雪の系譜

余市産ブドウ等も使用して造られていたリッカシリーズの
上級ラベルとして醸造されたのが、雪の系譜です。
Riccaは、漢字で書くと「六花」。
六角形をした雪の結晶のことです。
その雪の結晶をモチーフとして、
ラベルやコルクがデザインされています。
しかし、雪国の遅い春は、初春に霜の被害をもたらしました。
そのため、08ヴィンテージの雪の系譜シリーズは販売されないそうです。
残念な事です。
■安全なブドウ
宝水ワイナリーのブドウ畑では、
人の手によって地道な手入れが行われていますが、
畑には自動気象観測装置を設置し、
害虫が病気などの被害の兆候を察知することで、
農薬の量を、その時に応じた必要最小限に抑えて
安心で安全なブドウ作りを行っています。
そうして栽培されたブドウは、
一房づつ丁寧に手摘みによって収穫されています。
その後、天然酵母を使用して醸造、
ラベル貼りまで手作業で行っています。
■ジャパン・ワイン・コンペティション
03年から山梨県で開催されている国産のワインコンクール。
日本のワインの品質と認知度向上、
産地ごとのイメージや個性を確立するために開かれているコンクールです。
宝水ワイナリーからは、リッカ・バッカス2006が銅賞を受賞しています。
さわやかな柑橘系の香りとすっきりとした高い酸が特徴のケルナー。
高めの酸は時間と共に落ち着きます。
道産ワインに対して、あまり良いイメージを持っていない方もいると思いますが、
北海道でも良質なワインが数多く存在します。
その造り手の一つが宝水ワイナリーです。
<< その他のワインを見る