リーズナブルでありがながら、数多くの受賞暦、
高評価を受けているイタリアの自然はワインです。
■モンカロ
イタリアの中部、長靴のフクラハギのあたりに位置した、
伝統的に土着品種であるヴェルディッキオ種が植えられているマルケ州。
ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ・DOCという
小さな産地のさらに中心部、クラシコと呼ばれる特別な地域に
モンカロ社はあり、1964年に設立したワイナリーです。
畑の改殖、最新の設備導入など精力的に取り組んでいるモンカロ社は、
設立当初から経営哲学である、仕事に対する一貫した姿勢と、
自然に対して愛情を持ち、自然環境に負担をかけず
高品質なワインを造る為、1980年から徐々に有機栽培に着手しました。
■レ・ヴェーレ
モンカロ社では、全ての工程で化学肥料を一切使用せず、
自然な方法で栽培を行い、病害と戦うのではなく、
それらを防ぐという発想の下でブドウは造られています。

haあたりの収量を制限するため、
剪定と房の間引きをしっかりと行い、収穫は手摘み。
そうして収穫されたブドウと畑の個性を尊重して、
赤・白それぞれ2種類の醸造所でワインは造られています。
レ・ヴェーレは、ヴェルディッキオ種本来の
フレッシュさを出すように、オーク樽ではなく
ステンレスタンクにて醗酵を行います。
そのフレッシュなイメージどおりに、
ラベルにはヨットの帆のイラストが画かれていて、
レ・ヴェーレは、ヨットの帆の意味を持ちます。
■2つグラス
マルケ州で最も有名なワイナリーと言われるモンカロ社は、
数多くの受賞暦があります。
その中でも、イタリアのワイン評価本である、
カンベロ・ロッソ誌でこの評価帯のワインではまずありえない、
準満点の2つグラスを2001年、02年と連続で獲得。
特別安く旨いワインに与えられる★マークも獲得するなど、
毎年高評価を受けています。('99、'00、'03でも1つグラス)
その他にも、イタリアワインの品質向上と
海外市場へのアピールを目的に開かれている、
BAVIイタリアワインコンクールで最多受賞を誇っている、
マルケ州を代表するワイナリーです。
フレッシュさが口の中に爽快に広がるレ・ヴェーレは、
これからの季節にぴったりのワインです。
柑橘系の酸味とピーチのような甘味。
そして、苦味をも感じるしっかりとした余韻もあります。
数多くのワインを造っているモンカロ社の中でも、
最も評価を受けているのが、このレ・ヴェーレです。
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