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原産地ボージョレ
生産者Marcel Lapierre(マルセル ラビエール)
品種ガメイ種
価格2,000円
ワイナリーバックナンバーはこちら >>
Beaujolais(ボージョレ)
2009年3月13日


ボージョレの自然はの造り手といえば、マルセル・ラビエール。
太陽の光と大地の力を液体に変えるとまでいわれている送り手です。

■ボージョレとビオ
自然派の造り手として忘れてはいけないのが、マルセル・ラピエール。
多くの自然派ワイン生産者に影響を与えて、
現在の自然派ワイン界を牽引し偉大な功績を残してきました。

有機農法を取り入れる生産者はボージョレの中にも増えており、
いまや世界的にも人気の高いビオワイン。

ボージョレ ですが、ボージョレといえば「ヌーボー」。
ボージョレ地区全生産者の約70%がヌーボーを生産しており、
その世界的ブームに応えるべく安定した生産量を求めて、
大部分の畑では除草剤や殺虫剤などを使用していましたが、
マルセル・ラピエールでは、この時代の流れに逆らって
70年代から完全有機農法を実践していた造り手です。

■マルセル・ラピエール
ボージョレ地区、モンゴン村で20年以上に渡って
自然派ワインを造り続けているマルセル氏は、
23歳のときに醸造学校にて近代的技術での
ワインつくりを学んでいました。

しかし、1973年の父親の他界と共に、祖父の代から続く
3代目としてブドウ畑を引き継ぐ事となりました。

その当時は、祖父の代から行われている農法と
今まで学校で学んだ農法には違いがあり、
違和感を覚えながらのワイン造りが続きます。

転機が訪れたのは、1980年。
カルフォルニア大学のジュール・シュベ氏との出会いです。

そこで、 ビオディナミ ビオディナミ農法とは...科学薬品や肥料を使わず、 プレバラシオンという自然の物質から造られた調合剤を散布したり、 月や惑星の運行に従い農作業を行う、神秘的な農法です。 農法とその醸造について話を聞き、
興味を持ち、独自の技法を開発し始めました。

■天然酵母
自然派の生産者の多くは、除草剤を一切使用しません。
除草剤の使用は、雑草のみならず、
畑に生息している酵母菌をも死滅させてしまうためです。

ボージョレ 当然、除草剤を使用しなければ、
畑の手入れは大変なもとなりますが、
畑にいる土着の天然酵母を付着させて、
昔ながらの自然な形でのアルコール発酵を行うためには、
除草剤を使用する訳にはいかないのです。

一般的な生産者は、培養酵母を使用してワインを造ります。
熟知した発酵の流れと使いなれた酵母によって、
管理が容易となり失敗もなくなります。

しかし、天然酵母ではそう上手くいきません。
畑に生息している30〜50種類の天然酵母の中で、
その年に付着する酵母は毎年様々なため、
前年度、それ以前の経験が必ずしも応用できるとは限らないのです。

困難であり、リスクを背負ったワイン造りは、
気候条件だけでなくその年の酵母によっても
畑とヴィンテージの特徴を表現しているとも言えます。



「太陽の光と大地の力を体液に変える」といわれている、マルセル・ラピエール。
畑での努力を惜しまずに、情熱を捧げている結果でしょうか。

彼のワインは、アメリカにも届けられていますが、日本用とは少し違います。
フィルターろ過を行い、少量の酸化防止剤も使用されています。
日本用には、ロウキャップ(コルク後に瓶の口をロウで固める)を使用し、
無ろ過、酸化防止剤無添加で造られた、彼の信念でもある、
100%自然のブドウジュースから造られたナチュラルワインです。

ライター:小形和也(おがた かずや)
札幌のレストラン・ワインバーなどでソムリエとして、ワインの魅力をアドバイス。
ソムリエの好み ソムリエのお勧め度 ソムリエのお勧め度 ソムリエのお勧め度 ソムリエのお勧め度 ソムリエのお勧め度
ソムリエ小形氏の、今回のワインの「お気に入り度」を星で表していただきました!


※ビオディナミ農法とは...科学薬品や肥料を使わず、
プレバラシオンという自然の物質から造られた調合剤を散布したり、
月や惑星の運行に従い農作業を行う、神秘的な農法です。

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