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原産地コート・ド・ラルデッシュ
生産者Mas de Libian(マス デ リビアン)
品種グルナッシュ80%、シラー20%
価格1,400円
ワイナリーバックナンバーはこちら >>
VdP pitanque‘07(ペタング)
2009年2月27日


コート・デュ・ロースの土地で、300年間続くビオロジック栽培。伝統の自然派ワインです。

■アルデッシュ県
ローヌ河に沿って南北約200km渡り、
6つの県、17の地区、163の村に分布しているブドウ畑、
56,000haの面積から生産されるワインはAccとしては、
ボルドーに次いで第2位を誇ります。

その南ローヌにあるアヴィニョンから北西に位置するアルデッシュ県。
ここにマス・リビアンの畑はあります。

17ha所有する畑のほとんどは、赤用品種で、
白用の畑はわずか1.5haしかなく、赤ワインが大半を占めます。

真夏になると、畑に転がっているメークインほどの石達は、
手でもてないほど熱せられ、この石が夜間を通して畑を保温することにより、
ブドウが早く熟して、秋雨までの収穫が可能となっています。

■厳しい環境
ソムリエのワイナリー リビアンの所有する畑では、
日中の焼けた石の上での作業は困難なため、
朝早くと夕方に畑作業が行われています。

このような厳しい環境では、畑に雑草が全く見あたりません。
長い歴史の中で、特にビオロジックを意識した訳ではなく、
除草剤などを使用する必要がなかった為、
300年前からのビオロジックが成り立っているようです。

この環境はブドウの樹にとっても大変です。 水分はありません。
ブドウは水分を求めて根を伸ばします。

1m以上続く石の層を抜けて、
その下の粘土層まで地中深く根を伸ばした事により、
結果、水分のみならず沢山のミネラル分を
吸収することによって、ワインに複雑味を与えています。

■マス・デ・リビアン
ソムリエのワイナリー 1670年ごろからの農家であり、
その当時は色々な農作物を作っていました。

ブドウの栽培も行っていましたが、
造られるワインは自家用に限られていました。

その後、この土地もフランス全土を襲った
フィロキセラの被害にあって、ブドウは全て死滅してしまいます。

すぐにブドウは接木されましたが、本格的にワイン造りをスタートするのは、
減当主のエレーヌ・ティポンさんの父親が、
1070年にカーヴを建てたことからです。

「自分自身がそのまま口に入れてもいいと思うブドウ造り」
をティポンさんは常に考えており、
2000年からはビオディナミを始めたそうです。

■ペタンク
ペタンクというスポーツをご存知でしょうか?
フランスでは、国技ともいわれる程にメジャーなスポーツです。

目標となる小さな球に手持ちのなまり球を近づけて点数を競うもので、
年齢を問わず楽しめる日本のゲートボールのような雰囲気です。

ペタングをしながら、気軽に飲んで欲しいと名づけたワインです。
新鮮なカシスの果実味、フレッシュな酸と程よいタンニンが心地よく、
甘味と旨味が溶け込んだ自然な味わいで、少し冷やした方が美味しく味わえます。



ワインは、飾るものではなく、すぐに楽しく飲めるもの、自然でピュアで、バランスがよくエレガントさを感じさせるワイン造りを目指しているティポンさんを感じられるワインです。


ライター:小形和也(おがた かずや)
札幌のレストラン・ワインバーなどでソムリエとして、ワインの魅力をアドバイス。
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ソムリエ小形氏の、今回のワインの「お気に入り度」を星で表していただきました!


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