南フランスの太陽を感じるようなグルナッシュ100%で造られた
フルーティーで情熱的な味わいのワインです。
■小さな産地
南フランスのルーション地方最小のAOCモーソー地区。
スペインとの国境に近く、数十haという小さなこの産地は、
日常的に飲まれる気軽なワインの生産地として知られていましたが、
最高の気候と素晴らしい土壌、そしてこの土地に最も適したグルナッシュを栽培、
醸造することによって、個性が開花。
近年、実力が認められて世界中の醸造家の注目を集めています。
■トータベロワーズ協同組合
京都伏見にあるインポーター「ディオニー」のスタッフが
気軽に楽しめる低価格帯のワインを探してフランスへ向かった時のことです。
ルーション地区のペルピニャンの街から北西に30kmほどにあるトータベル村。
この村で紹介されたトータベロワーズ協同組合という小さな農協に置かれていた、
ただ瓶詰めされただけの名前も無いワインと出会います。
このワインを飲んだ味わいが、今まで探し求めていたイメージと重なり合います。
すぐさま、そのワインをタンク買いして日本での販売がスタートします。
まったく無名であった、トータベロワーズ協同組合による特別限定醸造された、
ディオニーのオリジナルであり、日本限定出荷ワインの誕生です。
■パッション
畑に植えられているのは、平均樹齢60年のグルナッシュ、
これを25he/haの低収量で収穫します。
グルナッシュは、もともと酸化の進みやすい特徴がある為、
100%グルナッシュでのワイン造りには、一房ずつを大切に手積みされています。
そのブドウを協同組合が買い取り醸造されています。
彼らのワイン造りに対する姿勢や情熱を肌で感じたディオニーのスタッフによって、
「ラ・パッション・グルナッシュ」と名付けられました。
■太陽のラベル
ファーストヴィンテージは、‘03でしたが、
‘04のワインからラベルもディオニーでデザインされ始めます。
ルーション地方の象徴ともいえる太陽をモチーフとして描かれています。
仲良く2人の太陽がブドウ踏みをする太陽など、
可愛らしく印象的なラベルは、毎年デザインを変え、
中身のみならず、ボトルも楽しませてくれています。
濃い目のガーネットの色調。
熟したプラムやイチゴのジャム、スパイシーな香り。
濃厚な果実味と共にタンニンと酸がバランス良く口の中に広がります。
今すぐ飲んで素直に美味しいと思える普段使いのワインです。
フランスにも売っていない、日本だけの1本です。
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