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ジャガイモ北マカリのニョッキ
(ゴルゴンゾーラソース)
イタリアワインの著名な造り手「ラ・スピネッタ社」のジョルジュ・リベッティ氏が「マンマと同じ味だ!素晴らしい!」と絶賛した『ジャガイモのニョッキ』
「パリでも、ロンドンでも、ニューヨークでもこんな美味しいイタリア料理は食べたことがない!」


ジョルジュ・リベッティ氏





そう彼に言わしめる「ピエロボックス」のお料理。 一口含んだだけで、その言葉の意味がすべて納得。そこには滋味とぬくもりに満ちた美味しさがありました。

イタリアは日本のように北から南に長い国で、料理も地方によってさまざまな特色があります。
「ピエロボックス」は、ピエモンテ・ヴェネト・ロンバルディアなど北イタリアの特色を生かしたお料理が特に素晴らしい札幌で25年も続くイタリアンレストラン。

この日お話してくださったのは、オーナーの鈴木光利さん。
そして料理の全てを取り仕切るのが奥様の百合子さんです。


マンマのドルチエ
イタリアではマンマが最高の料理人と言われ、女性がシェフを努めるレストランが多いのです。 美味しいイタリア料理の店には「料理の盛りがたっぷりとしている」「味に温かみがある」「店に入るとホっとするような雰囲気がある」など、たしかに“ぬくもり”が重要なファクターになっているみたい。
シェフの百合子さんが作る料理も、そんなマンマの味を受け継ぎながらも洗練された美しいものばかりです。

「ピエロボックス」のイタリアワインの品ぞろえは目を見張るものがあり、イタリア各地から約250種類ほどがそろっています。 そんなワイン好きの鈴木さんから伺った印象的なお話をひとつ・・・。

先のリベッティ氏をはじめ、アンジェロ・ガヤ氏やジャンニ・ヴォエルッツィオ氏などの名だたる醸造家を訪ねた時のこと、握手をする彼らの手のひらが一様に大きくゴツゴツとしてビックリしたそうです。

「それは土をいじる人の手だった。彼らはみんな畑を耕してきた人たちなんだよね。」

鈴木さんがそう語るのを聞いて、華やかな彼らのルーツを垣間見たようで、なぜかしら私までウルっときてしまいました。
彼らのワインは一本何万円という高級品。ワインビジネス界では富と名声を手にした男達です。でもそれはただの結果で、彼らが貫いてきたことは良いブドウを育ておいしいワインをつくりたいという情熱と愛情だけ。その誠実さを彼らの手のひらから感じたという素敵なお話でした。

私としては、ただの握手からそこまで思いがいたるところに、このお店が25年間札幌で愛され続けている理由がわかる気がして、感動をおぼえたのでした。

このお店の食材のこだわりについて書けばキリはなく、自分達で育てる野菜やハーブ、納得いく農家から仕入れるジャガイモやカボチャ、健康な卵、新鮮で安全な食材を使うことが何より基本です。

「食べる」ことはお腹を満たすだけではなく、精神的な喜びを得ること。
食べるものに「楽しく」「嬉しく」「力がわいて」「癒される」ものが溶けこんでいることはとても大切なことです。 昔は、家族の健康と幸せをねがう母親の愛情はこんな「料理」に姿をかえて存在していたはず。それが薄れつつある日本の食生活に不安を感じるのは私だけではないと思います。


「ラ・スピネッタ」は“サイ”が特徴
「ピエロボックス」には私たちが食に失いつつある家庭のあたたかみや、愛情を伝えてくれるお料理があります。

G・リベッティさんが残していった「今の本物の味を守って流行に妥協しないで。」という言葉とともに、これからもご夫婦が人々の触れあいから得た感動をお料理やサービスを通して私たちに伝えてつづけてほしいなぁ、と心から願う私でした。


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