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コラムインデックスビストロTamasa>プロポーズ大作戦 『第1章』
プロポーズ大作戦 『第1章』
2009年8月20日
かやの茶屋 ビストロ北海道のページはこちら

私の好きなコラムニストにボブ・グリーンという男性がいる。
アメリカ人ジャーナリストであり、23歳からコラムを書いている。

彼は、マスコミ関係者がなかなか会う事が難しい時期の
著名人や犯罪者などにもインタビューを試みており、
それが何故成功するかといえば、皆彼のコラムを読み信頼をおいているからだ。

彼のコラムは単なる短評ではなく、優しさや悲しみ、時に辛らつで冷酷、
怒りを表す事もあれば、ユーモアを忘れない、ヒューマニズムに溢れている。
だから心を動かされる。

彼になら話を聞いてほしいと思うだろう。
私も学生時代から何度となく繰り返し読んでいる。

ボブのコラムで「おかしなプロポーズ」という記事がある。
ボブのコラムを読んだ青年が彼のコラムを通して彼女にプロポーズをしたいという内容だ。

青年は最初からコラムで告白することを考えていたわけではなく、
先に有名野球球団に掛け合い、野球の試合を見に彼女を連れて行き、
スコアボードにその青年からの言葉を写してもらうよう頼んだらしいが
「ポリシーに反する」と断られ、滑り止めのボブに依頼してきた。

青年は既に彼女の両親にも根回ししており、彼女の実家で一晩過ごし、
翌朝目覚め新聞のコラムを読むと青年のプロポーズが彼女に発見されるという筋書きだ。

プロポーズ大作戦 ボブはこの青年の依頼を引き受けコラムを書くとともに、
「笑いの贈り物」として、彼女に向けてこう書き残している。

「この青年と結婚する以外にも他に道はあるんだよ。
例えば家出をしてロックグループを追い掛け回したり、
革ジャンを着た暴走族と付き合ったり、世界を見てまわるのも悪くない。」と。

そして、この二人の結末は次号へ続くのだ。

「これはまいった」で始まるそのコラムには、
ほんの冗談のつもりで書いた「笑いの贈り物」が彼女の心を揺さぶり、
彼女は派手な革ジャンを引っ張り出し、青年に一瞥をくれ「グッバイ」も言わずに出て行った
という内容が本にして約3ページにわたり書かれてあるのだ。

しかしこれも、ボブが二人を祝福する為のおふざけである。
もちろん彼女は「イエス」と答え1年後に結婚する予定となった。

私の好きなボブのコラムの一つである。


プロポーズ大作戦 私が働くのはフランス料理店。
格式ばっている訳ではないが、コース料理を予約される方は
何らかのお祝い事でいらっしゃる方が多い。

お祝いといえば誕生日多いが、
結婚祝いや、入学、卒業、就職、送別など様々な目的がある。

そのほとんどは集まった仲間同士で繰り広げられるが、
結婚式は店全員のスタッフが関わることになる。

そして、一番やっかいなのが…「プロポーズ大作戦」なのである。

何かのお祝いであれば主賓もある程度、事の次第をわかっているのだから問題ない。
結婚式ならば尚更、お互いにもう了解済みと言うことで、
あとは一生に一度の心に残る式が滞りなく行うことができれば、こちらも幸せである。

しかしプロポーズの依頼は精神的に翻弄される。
もちろん、ある程度OKであろうという確信のもとにやってくるのであろうが、
やはり最悪の事態を考えてしまわざるをえない。

プロポーズはその人物において、一生に何度目かの関門であろう。
その関門に一緒に立ち向かうのだ。

こういった依頼は頻繁にくるものではない。
突然やってくるマニュアルのない事態だからこそやっかいなのだ。
私はこの「プロポーズ大作戦」に2回遭遇している。



見ず知らずの彼はランチタイムのオープン時に現れた…

続きは第2章へ

かやの茶屋 ビストロ北海道
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【ディナー】17:30〜22:00
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