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写真:葉っぱ


真ん中に心を置いて「受ける」という字体が「愛」に変わりいること

山ガール
2011年1月21日
以前は中高年が主流だった登山だが、最近は山ガール、森ガールが増えているとの噂通り、
札幌近郊の山でもおしゃれな若い女性をよく見かけるようになった。
私が若い頃は、ただ疲れるだけの登山の魅力が全く理解出来なかったが、
写真撮影でトレッキングするうちに、高山植物と出会って、すっかり山に魅了されてしまった。
土や森の香り、花や鳥との出会いが五感を刺激し、、
森林のマイナスイオンは、鎮静、リラックス効果があることが化学的にも証明されているように、
森林のアロマテラピーに癒され、登山をするたびに、リフレッシュされるのを実感する。

昨年は私の娘も山ガールデビューを果たした。
ピンクのリュックや蛍光色のジャンバー、シューズを揃え、
私と夫と3人で向かった先は晩秋の旭岳だった。
前年に黒岳に登山していたので、同じ位の山だろうと安易に考え、
何の下調べもせずに決めてしまった。
思い込みが激しいために失敗が多いが、学習能力は得られないようだ。

霧が立ち込めて肌寒く、岩だらけの山肌も、ピンクのリュックを背負った娘がいると、
そこだけ花が咲いたように彩られる。
火山で削られた岩の断層はバームクーヘンのようだ。
荒涼とした稜線は異国を感じさせ、遠くに望む紅葉もすばらしい。
しかし、なかなか頂上には到達せず、登山歴4年の私は、
山デビューの娘に背中を押されながら、なんとか頂上にたどり着いた。
若さは経験よりも勝るのか・・・。
頂上は霧で何も見えなかったが、下山途中の紅葉や景色は十分楽しむ事が出来た。

数日後、調べてみると、旭岳は中級者向けの山である事がわかり、
私も中級クラスの山はそれまで登った事はなかったので、道理でハードだったわけだと納得した。
そんな山に、娘に山ガールデビューさせてしまった事を、おおいに反省した。

今年はこれに懲りず、山ガール第2弾に進めるだろうか・・・娘よ。