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写真:葉っぱ

Smile

笑顔って簡単なようで難しい
誰もが出来る身近な事なのに
視線が遠くては笑えない

誰をも幸せにさせる贈り物なのに
心がなければ届かない

泣きたい時も
寂しい時も
笑顔になれる一瞬があるね
笑顔って儚いね
花びらのように 零れ落ちるから

悲しみを閉じ込めて
見せる笑顔の中に
強さが見えるのは
ひたすら生きているから

響きあったり
包み込んだり
言葉がなくても優しいのは
そこに心があるから


アメリカ
2010年1月21日
シアトル空港に到着すると、娘と娘の友達のポロとデイーが迎えてくれた。
ポロはポロシャツばかり着ているのでポロと言うニックネーム。
ディーは名前が長いので短縮して、ディーと呼ばれていたようで、その安易さが可笑しかった。

私達はシアトル観光を少ししてからオレゴンへ行く為ハイウエイを走った。
ハイウエイは無料で、ガソリンの安さにアメリカの車社会を感じた。
オレゴン州のポートランドで買い物をした後、州都セーレムへ向かった。

何百キロと続くであろうコロンビア川を挟んで、
向こう側はワシントン州で、こちら側はオレゴン州だった。

たった一本の川だが川幅は広く、
その強い流れが国境のように州境の役割を果たしていた。
その川を車の中から眺めながら、とんでもない場所だと思った。
そんな場所に娘を送り出してしまった事に怖れを感じた。

歩を進めていくほどに土や木のくすんだ色から乾燥地域が広がっていき、
寂しい風景になっていくのを実感した。


2003年私は次女を連れて、長女の留学二年目の夏にオレゴン州を訪れたのだ。
オレゴンと言ってもポートランドからは車で五時間ほど離れた、ラ・グランデと言う不便な場所だった。

留学先の大学を探すに為、膨大な資料に仕事を終えてから夜中まで目を通した。
娘が提案する条件は、人種差別が少ない地域で、授業が受けやすいように生徒数が少ない事、
英語を早く吸収したいので日本人同志でなるべく固まらないように、日本人が少ない事だった。

その条件をのみつつ親が仕送り出来る範囲を考えるとかなり難しかった。
なるべく寒冷地も避けたかった。

イースタンオレゴンユニバースィティは、資料請求の電話をかけて、
早めの送付を依頼したら、一週間で届き好印象を持てた。
一般的に留学はネイティブ(地元)以外の生徒は授業料が高くなるが
イースタンオレゴンユニバースィティは、ネイティブの学生と同じ扱いで良心的だった。

TOEFLを受ける為、約半年間英語の勉強に多くの時間を費やし、
オレゴンとニューヨークの大学に合格した。
ニューヨークの大学では奨学金を受けられたのだが、娘はオレゴンを選んだ。

入学前に、ニューヨークの大学の夏季セミナーで一ヶ月間留学仲間と学習し、
それを終えると、各自の留学先に向かう為、仲間と別れを告げる。

飛行機を何度も乗り継ぎ一人で留学先の大学にたどり着いた話を聞くと、
18歳という年齢からも、不安でいっぱいだったろうと想像し胸が痛んだ。


しかし、たった一年間の間に驚くほど英語が上達していたのには驚かせられた。

コロンビア川沿いを走っている間、途中何度かトンネルを通った。
トンネルが見えてくると、人なつっこいディーが、後部座席の私達を振り返り、
「Hold your breath!」(息を止めて)と合図した。

皆いっせいに息を吸って止め、トンネルを通過するまでどれ位止めていられるか競争するのだ。
いつも娘が笑いをこらえきれず先に吹き出して負けた。

そんな様子はまるでアメリカ映画を観ているようだった。

壮大な景色を眺めながら
英語初心者の私が「It’s magnificent scene」と言うと、
口語では「fabulous」と言うのだと教えてくれた。

ファヴュラス・・・ なんて素敵な響きだろう。

to be continued...