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コラムインデックスPHOTO POEM>さよならの代りに

写真:葉っぱ

天と地の交錯

夜に導かれるようにやって来た
誰もいない公園
一人ブランコに乗る

見上げれば 電線と
木々の葉っぱが 空の一部になって
突き抜けるものが 星を滲ませる

始まりは 一歩下がって
前へこぎ出す
ゆれて ゆられて
それだけの事

ブランコは
前へ行っても 後ろへ行っても
いつの間にか 元に戻って
結局一歩も進めはしない

座ったり 立ちこぎしたり
誰かに押してもらったり
誰もが通る人生の一時期に似ている
どこに着地するかは自分しだい

ゆらり ゆらり
考えましょうか
一人 星の輝く夜に


星空撮影
2009年9月23日
フィルムはリバーサルフィルム100を使用した。
絞りは開放に設定して、シャッタースピードをバルブに合わせた。
露出時間は15分から30分にした。

バルブを開ける為のレリーズを使うのは初めてだったので、
何度も確認して祈るような気持ちで、闇の訪れを待った。

星の撮影は興味があっても、なかなか一人では実行に結びつかない。
2年前の7月、写真サークルで、星空撮影会が催されたのはラッキーだと思った。
その時は・・・


ニセコ神仙沼をトッレッキングしてから夕方、
虻田郡京極町大富牧場へ向かった。

星の軌跡の撮影は日没後45分から1時間位がシャッターチャンスだと言われるが、
私達は、かなりの時間粘って撮影を続けた。

冷え込みと共に星空は次第にクリアに輝き出し、天の川らしきものも確認出来た。
流れ星を発見した仲間の喚声が闇の中で聞こえてくる。
仲間がWの形に見える星座がカシオペアだと教えてくれた。

7月だというのに、冷え込みが厳しく、ホッカイロを使ったにもかかわらず、
9時頃に終わる頃には、体の芯から冷えていた。

北海道の写真&ポエム 宿に戻り、宴会が始まる。1時頃まで語り合っただろうか…。
お開きになる頃、信じられない話が浮上した。

「早朝の朝焼けの撮影に参加する人はいますか?」
リーダーの声に、5人ほどが挙手した。

私は寒さで頭痛がしていたが、せっかくの機会なので参加する事にした。
2時間ほど横になり、3時半に集合。

羊蹄山に昇る朝陽待ちをしながら、頭痛で意気消沈していた。
一睡もしていない人も何人かいたが、驚くほど元気だ。

その後も罰ゲームのようにスケジュールは続く。
その日はオロフレ山登山も組み込まれていたが、そんな気力は残っていなかった。

あいにくと言うか、ラッキーと言うか、途中で雨が降り出し、
登山は中止となり、密かに胸をなでおろした。

登山の代わりに支笏湖の伊東温泉に浸かり帰路についたのだが、
仲間の圧倒的な体力と根性をまのあたりにして自分の体力のなさを痛感するのだった。

結局、あれほど頑張ったにもかかわらず、
星の軌跡の撮影は、ボツばかりだった。う〜む