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写真:葉っぱ

ショパン

挫折を転機に変えなさいと言うように
降りしきる雪  吹く風はスケルツォ第1番

胸騒ぎを感じながら 走り続けて
息きらして うなだれる僕の足元に
散る桜の花びらはスケルツォ第2番

波しぶきにくだかれる夏の夢
「大丈夫だよ」
そう聞こえたような気がした耳元には スケルツォ第3番

全て受け止めなさいと語るメロディ
落ちてくる葉に 光が降り注ぎ
胸に響く スケルツォ第4番

幾つもの季節の色彩をその曲に感じ
僕は何度もその音の中で溺れる

洞爺湖
2009年5月13日
Mさんに 初めて会った時は男前だと思った。
Mさんはれっきとした女性で、2児の母である。

水泳コーチをしていた為、ほどよく鍛えられた筋肉、
物事にこだわらない姿勢、こよなく煙草を愛し、
豪快にお酒を飲み、驚くべき体力を持つ。

どれをとっても、並みの女性ではないものを感じた。

彼女のバイク歴は
SUZUKI CRX400E HONDA CBX400F SUZUKI VSI1400イントルーダー
KAWASAKIエミリネーター250LXなどで、現在はヤマハTW225である。

結婚式披露宴では、新郎、新婦共、
皮のスーツとモンキーバイクで入場したと聞いて、仲間一同ぶっとんだ。
そのホテルでの伝説の結婚式になったであろう事は容易に想像出来る。

鈴鹿サーキット8耐レース見学にご主人と二人で
1400CCのバイクでツーリングした話も興味深い。

小樽在住のMさんの家は坂の上なので、どこへ出かけるにもバイクが必須で、
子供が小さいうちは、スクーターを利用していたのだが、
後部座席には自転車のごとく補助いすと足乗せを自分で作り、
子供が途中で眠っても落ちないように、ひもでMさんと子供を縛り付けて走ったと言う。
本人は必死だったのだろうが、爆笑のねたは尽きない。

Mさんは花火好きで、特にお気に入りは昭和新山の火祭りだそうだ。
早い時間から現地に一人で行って、場所取りをするらしい。
北海道の写真とポエム
2001年バイク仲間のミーティングは、
偶然に洞爺湖の火祭りの開催日と重なった。

小さい子も参加予定だったので、人ごみを考えると、迷ったが、
一度は見てみたいという意見が多く、宿泊先から歩いて行った。

昭和新山の山裾から、少しずつ赤く伝っていき、山肌が裂けるかのように
再現されていくその様子は、まさに火祭りの名にふさわしかった。
それが終わると打ち上げ花火が始まる。

2000年に有珠山が噴火して、道路が隆起し、お菓子工場なども崩れてしまった。
復興半ばの洞爺町は一年を経てもなお仮住まいの住宅の人なども多いようだった。
けれども、この花火大会は、人々を勇気づけるものであったに違いない。

昨年会った時のMさんは後志を中心に300キロほどツーリングして、
途中で疲れたから、パーキングエリアの地べたで、仮眠したと話してくれた。
地べたで眠れる女性はそうざらにはいないだろう。

ますます男っぷりに磨きをかけているMさんであった。