共感覚
2010年3月12日
こんにちは。
札幌市西区でカラーサロンをしております、
オーロラカラーズの松村です。
3月、何かと動きのあるこの時期。
みなさん忙しいですよね。
札幌は暖かくなったり、寒くなったり、
大雪が降ったりと、3月はフルコースですね・・・。
早く春を体感したいものです。
今回のコラム、何を書こうかな〜と悩みました。
ふと、以前に見たTV番組で、お肉などの食材を2つ食べ比べて
どっちが高級かを当てるという内容を見たことがあります。
ほかにも、ワインの飲み比べもありました。
この番組では、食べるときに目隠しをされていました。
また別の番組では、口に入った料理は何かを当てるコーナーもありました。
これは、鼻をつまんでいて、さらに目も閉じて食べていました。

この2つの番組、どちらも視覚を遮った状態で
食べた物を判別しなければならないのです。
これって、簡単に見えて当てるのはすごく難しいですよね。
たとえば、イチゴの食べごろ、みかんの食べごろ・・・
どうやって判断しますか?
見た目の色で判断しませんか?
イチゴだったら、最初は黄緑の小さい身でだんだんと大きくなって
白っぽくなってそして赤みが増して真っ赤になったら熟して食べごろ。
みかんも緑から黄色・・・・と変化してオレンジ色になったら食べごろ。
お肉は、鮮度が悪くなってくると赤身が濁って茶色っぽくなったりしますよね。
人は、食べる前から「美味しそう」「美味しくなさそう・・」と自然と判断できるんです。
そう考えると、見た目=色ってすごく重要な手がかりですよね。
食べるときに、まず見た目、そして香り、口に入れてようやく味がわかる。
どんなに味がいいものでも、盛り付けが汚かったり彩りが悪かったりすると、
まず「美味しそう」と思えないことありますよね?
逆に、味は普通だったとしても、
バランスのいい彩りをして盛り付けているだけで
「美味しそう」って思ってしまうだろうし、
実際に食べても「美味しいかも」と思ってしまう・・・。
料理の写真も、同じものをモノクロにしたものとカラーにしたものだと、
美味しさが伝わるのは断然カラーですよね。
色を加えるだけで食べなくても、
その料理が持つ美味しさを伝えるための手がかりになります。
また香り・嗅覚も重要な要素で、見ることができなくても
香りで何を食べているかわかることがけっこうあります。
それは食材がもつ香りで判断できるから。
だけど、目隠しされ、鼻もつままれていたら・・・・
舌だけで判断しなくてはなりません。
舌だけって、TVを見ていて思いましたが一番あてにならないんだなぁと。
人間はどれだけ見た目の色や彩りで判断し、そして影響されているのかと・・・・。
人間は、ひとつの要素では判断できない生き物なのかもしれません。
視覚・嗅覚・触覚・味覚といった感覚とフル回転させて判断しているんですね。
食べ物だけじゃなく、たとえば、季節を感じるのもそうだと思います。
札幌は四季がはっきりしているからわかりやすいですが、
冬が終わり真っ白の世界から、木々の枝に葉が生え始め、
黄緑色の新芽がでて、春を迎える。

そして木々の緑は鮮やかになっていき、夏を感じる。
その後、だんだんと木々の色は紅葉し、
深みのある赤や茶に変化していくことで秋を感じる・・・。
これも、自然の中にある色で判断できます。
もちろん外に出たら気温の変化でも感じるしわかることですが、
ずっと家の中で窓の外しか見ることが出来なかったとしても、
こういった自然の色みの変化は季節感を感じる要素になります。
そう考えると、色によって気付かされていることって意外と多いと思いませんか。
オーロラカラーズ
札幌市西区にあるホームサロン。カラーセラピー以外にも、レッスンやセミナーなど、カラーに触れ合える様々な機会を提供しています。
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