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色が与える効果って?
2010年2月11日
こんにちは。
札幌市西区でカラーサロンをしております、
オーロラカラーズの松村です。

やっぱり北海道ですね、寒い日が続いています。
昔に比べると雪の量も少なく、気温も高く過ごしやすくなってきたなぁ
と思っていたのもつかのま・・・例年になく冷え込む日が多いですね。

昨年は夏〜秋は雨や曇りの日が多く日照時間が少なかったですし、
だんだんと札幌らしい四季を味わえなくなってくる日がやってくるのでしょうか・・・。

実は、つい先日某TV局の番組制作の方から色についての問い合わせがありました。
色の効果を使ってなにか企画を提案できないものかといった内容でした。
色にはどういった効果があるのかを実験し体感するというのも面白いですよね。

普段気にも留めていなかったことって、
実は意外と色の効果や影響によるものだった!ってことが多いんですよ。

色は、生理的効果と心理的効果があります。
色の生理的な影響は、例えば赤は血流がよくなり
血行促進や、血圧が上がるなどの影響があり、
青は心拍数を安定させ、神経をリラックスさせたり
緊張をほぐすなどの影響があるといったこと。

色の心理的効果は、色をみることで生じる感情効果です。
例えば、白と黒の同じ大きさで同じ重さのかばんを比べると、
明るい方(白)が軽く感じ、暗い方(黒)が重く感じるといったことや、
赤やオレンジを見て「暖かそう」「熱そう」と感じたり、
青や青緑をみて「涼しそう」「冷たそう」と感じたりすることです。
こういった色の効果を使うと、さまざまなことに応用できますよね。

生理的効果と心理的効果の両方を使ってこういうこともできます。
会議や打ち合わせをするミーティングルームに、
彩度の高い暖色(赤・オレンジ・黄)を取り入れることで、
意見を交換したり議論をしやすくしたり、
逆に個人個人が仕事をするデスクスペースには寒色系(青緑・青・青紫)で
明度も彩度も低い色を取り入れ、落ち着いて集中できるようにしたり・・・。

赤い部屋と青い部屋で、それぞれテストを受けた場合や
パズルなどの細かい作業をやった場合、
どちらが集中してミスなく飽きずにできるでしょうか。

赤い部屋は、長時間いると注意力散漫になったり、
だんだんとイライラしてきたり、落ち着きがなくなってくるかもしれません。
反対に青い部屋だと、落ち着いて作業に集中できるでしょう。

もちろん、どちらの効果がいいとか悪いとかではないので、
それぞれの色の効果を用途別に上手に使うといいですよね。

次は、一色の効果ではなく2色以上=配色になったときの効果として紹介します。
プロゴルファーの石川遼君はゴルフウェアーに赤を取り入れることが多かったですよね。

赤は勝負強さや目的を達成するためのエネルギーとなる色です。
常に勝負の世界で勝ち続けるために勇気と力を与えてくれる色です。
そして、赤は感情を高ぶらせ興奮させる色でもあります。

しかし、どうして興奮色である赤を着用しているのに、
冷静に集中したプレイができるのか・・・。

もちろん、遼君の培ってきたスキルや
勝つために必要な集中力が素晴らしいのは言うまでもありませんが、
あえて色の影響を挙げるとしたら、プレイするグリーンが赤の補色になっていること。

赤の反対の色で、赤の要素で足りない部分を補色である緑が補ってくれるのです。
補色は、「補う色」と書きます。補色を取り入れることでバランスを保つのです。

赤だけだと、興奮したり強気になりすぎて判断が鈍ったり乱暴になってしまうところを、
緑が視界に入ることで、調和のとれた安定したプレイをする手助けになっているのかもしれません。
皆さん他にも身近なところで当たり前に、そして無意識に色の効果や影響を受けています。

そういった効果は、分析し応用して使われることで、
商品のパッケージやファッション、広告、建築、インテリアといった
さまざまな分野の戦略や表現に役立っているんですよね。



オーロラカラーズ
札幌市西区にあるホームサロン。カラーセラピー以外にも、レッスンやセミナーなど、カラーに触れ合える様々な機会を提供しています。
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