嬉し懐かし、青い想い
2007年9月28日
先日の連休中日、今でも仲の良い高校の同級生からの電話がなった。
『今、三年六組のプチクラス会をやってるんだ、二次会でそっちに行くから』
『おー、待ってるよ、何人ぐらいかな?』
『7人、大沢先生、それから○子もいるけど、いい?』
『うん、わかった、、、、まじ?』
○子とは高校3年の途中から大学2年ぐらいまで、お付き合いした大昔の彼女。
よく我が家にも来て、六つ下の弟の勉強を見てくれてたっけ。
彼女は大学を卒業後、教員になり同僚の先生と結婚し幸せに暮らしているはずだ。
ドキドキしながら待っていると一同が入って来た。
彼女と目が合うと、大笑いで 『こんなにおじさんになっちゃって』 だと。
君も人の事は言えないだろうとは思ったが懐かしさが俺の口を封じた。
昔、担任でも無いくせに俺を殴った先生を中心に昔話に花が咲く。
全てが懐かしい。
少し酔った旧友が粗相をした、グラスを倒して割ってしまったのである。
大昔の彼女の○子が、割れたグラスの後始末を使用とした時、とっさに声が出た。
『○子、危ないって、俺がやるから触るな』無意識に声がでた。
30年ぶりに呼び捨てにしてから、何故か照れた。 周りもニヤついている。
懐かしい大昔の彼女と色んな話をした、両親の事、お互いの近況、子供の事、などなど。
そして彼女は俺に尋ねた、『そうだ、なんで私たち別れたんだっけ?』
俺ははっきり覚えている。 年上の素敵な人が現れて俺がフラレタからでしょうが、そう貴女に。
本当に女って生き物は都合が良く出来ている。
当時は辛かった、そんな思い出さえ懐かしくもあり、そんな話が出来たことが嬉しく思った。
『最後にもう一杯くださいな』、彼女。
俺はオーソドックスなカクテル、モスコミュールをお出しした。
初めてのデートの時に貴女が最初に頼んだ酒、モスコミュールを。
※モスコミュール(moscow mule)
ウォッカ、ライム、ジンジャーエール
●氷を入れたタンブラーにウォッカを注ぎライムジュースを加える。
●冷やしたジンジャーエールで満たし、軽くステアする。
●ライムを飾る。